「モノがあふれて困っている」
「片付かない部屋にイライラしている」
そんな悩みを抱えて、モノの整理を始めようとしている方は多いものです。
しかし、いきなりモノを減らそう・整理しようとするのはオススメできません。
「なぜ整理するのか?」によって、正しい整理の方法は変わってきます。
目的を明確にするためにも、モノを整理する前にやっておくといいことが3つあります。
- 現状を把握する
- 理想の状態を考える
- 「整理とは何か」を理解する
それぞれ詳しく解説します!
① 現状を把握する
「いま何が問題なのか」をまずは認識しましょう。
どこを・何を整理すればいいのか、何から手をつければいいのか、の基準ができます。
以下の質問に答えると、現状を把握できます。
- 困っていることは何か?
- なぜモノが増えてしまったのか?
- 整理したいと思ったきっかけは何か?
うまく答えられない…という場合は、下記を参考にしてみてくださいね。
(回答例)
「床にモノを直置きしているので、掃除に時間がかかる」
「どこに何があるのか分からず、探し物が多い」
「ゴチャゴチャした引き出しを開けるたびにうんざりする」
② 理想の状態を考える
現状を把握できたら、次は「理想の状態」を明確にします。
理想の状態をはっきりさせるために、以下の質問について考えてみましょう。
- どんな暮らしがしたい?
- 整理で得たいことは何か?
- 家の中がどのような状態だと心地よい?
私の場合は「モノが少ないスッキリした部屋で心穏やかな時間を過ごしたい」という理想があります。
暮らし方や理想の状態は人それぞれなので、正解はありません。
「ワクワクする」「癒される」など、ご自身の感情にもぜひ注目しながら考えてみてください。
具体的にイメージできればできるほど、納得のいく整理につながります。
③ 「整理とは何か」を理解する
現状の課題と理想の状態がはっきりしたら、いよいよ整理をスタートします。
実際に行動を始める前に、「整理とは何か」を知っておきましょう。
整理とは・・・
- 不必要なモノを取り除くこと
- 区別すること
つまり、整理とは「自分にとって必要なものを残し、大切に所有する」ための作業です。
整理の3つの効果
整理には3つのメリットがあります。
モチベーションにもつながりますので、よく確認しておきましょう!
- 時間的効果
・・・探し物の時間が減る、掃除でモノを移動する必要が無くなる etc. - 経済的効果
・・・買い物の重複が無くなる、収納を減らして家賃を抑える etc. - 精神的効果
・・・部屋が居心地良くなる、友人を招けるようになって人間関係が深まる etc.
整理をすることで、「快適に心地よく暮らせる」ようになります。
ちなみに、モノをしまう「収納」から考えてしまう人もいますが、「整理」が先です。
モノの必要不必要を区別して、手元に残したモノを使いやすい状態にするのが「収納」なので、
順番を間違えないようにしましょう!
まとめ:モノの整理を始める前に「頭と気持ちの整理」をしよう
この記事では、整理を始める前にやっておいたほうがいいことを3つご紹介しました。
- 現状を把握する
- 理想の状態を考える
- 「整理とは何か」を理解する
モノの整理をしようと思ったら、まずは「何のために整理をするのか?」を明確にすると、
途中で挫折せず納得のいく整理が行いやすくなります。
さらに正しい知識を学ぶことで、効果的に整理できるようになります。
これから整理を始める方はぜひ、ご紹介した質問を参考に「整理の目的」を考えてみてくださいね。